SONYのVideo8

1985年1月発売の8ミリビデオ第1号機です。ショルダータイプでした。統一規格の8ミリビデオテープに記録するカメラ一体ビデオカメラの第1号機でしたね。撮像素子は当時の技術を結集した新開発の25万画素CCDで、電動6倍ズームを搭載。1.97kgという軽量化も実現しました。

CCD-V8.jpg

※なぜ統一規格なの? : 家電業界を二分したVHSとベータとの間の激しい規格争い…思い出しますね。統一された規格がないことのデメリットを痛感したメーカー各社により「8ミリビデオ懇話会」が設けられました。次世代のビデオ規格として検討が行われた結果、ビデオにおける初の世界127社による統一規格として誕生したのです。

テープ幅が8ミリであり、規格名はそこから取られているのです。 ビデオカセットはコンパクトカセットとほぼ同じ大きさで、VHSやベータと比較して大幅に小型化されていました。 テープはメタルテープ(塗布型または蒸着型)を採用し、高密度記録により、当初より標準モードで120分の長時間記録が可能でありました(後に180分テープも発売)。

そして8ミリビデオをハイバンド化した上位互換の高画質フォーマットとしてHi8、テープ速度を2倍にしてデジタル記録(DV互換)を実現したDigital8が後の登場します。

Video8は単に「8ミリ」、「8mm」と呼ばれることもありますが、その場合、8ミリフィルムを意味していることもあるので注意が必要ですその後、miniDVへの世代交代があり、さらには記録メディアが磁気テープからDVD・HDD・SDメモリーカードへと変遷したことによって「8ミリ」という略称自体がほとんど聞かれなくなっています。

ホームビデオ

今は小型でハイビジョンのビデオカメラで簡単にホームビデオを撮影できます。

でも昔は小型になる事自体が高いハードルでしたね。1986年に発売されたビクターのVTR一体型ビデオカメラGR-C7。

ビデオカメラのキャッチコピーが「どこでも気軽にビデオ撮りができる夢のようなムービーです」というものでした。重さ約1.3kgでした。av-gr001.jpg

録画用のビデオテープはVHS-Cでした。1985年にはソニーはCCD-V8と言う8mmビデオテープに記録するカメラ一体型ビデオを発売しました。重さは1.97kgでした。

VHS-Cや8mmビデオ(後のHi8など)やBetaなど様々なビデオカメラが出回っていましたね。あなたの子供ころの撮影したテープは保管されていませんか。懐かしい映像をすぐに見ることができて,DVDに変換すると便利ですよ。

ベータのクリーニングテープ

ベータデッキのヘッドの汚れが気になり,クリーニングしました。そして「そう言えばベータの専用クリーニングテープは今でも販売しているのだろうか?」と思いました。

調べてみるとソニーなどのメーカーは既に製造販売終了になっています。でもAmazonで販売されていました。

ソニー ベータビデオ用ヘッドクリーニングカセット L-25CLP

新品の出品:2¥ 4,980より

となっていました。定価は1,800円(税抜き)でしたから2倍以上の価格です。驚きですね。41M598XF0HL__SX425_.jpg

VHS-C規格

BetaMaxとVHSの規格争い,有名ですよね。勝者となったVHS規格という世界で最も普及したビデオテープの規格。規格を作ったのは日本ビクター。時は流れ,80年代。VHS規格に新しい仲間が増えました。それがVHS-Cでした。

VHS-Cとは,VHS規格のコンパクトサイズ。つまり,ビデオカメラ用に使えるようコンパクトにしたVHS規格だったのです。ただし,VHSを名乗っているものの,そのままではVHS規格との互換性はありませんでした。記録方式はVHSと同等ということで,一応,アダプターをかませばVHSとして利用できるという触れ込みでした。

結果は残念ながらその後登場したSONY陣営の8mm規格が大成功を収め,現在においてもビデオテープが供給されているという規格になりました。

この写真がVHS-Cカセットアダプタです。

VHS_C.jpg

でもVHS-Cカセットアダプタを知らない世代の皆さん。中身の小さいほうのカセット(VHS-C)の出し方,分かりますか。

アダプタの機種にもよりますが,コインで回せるダイアルみたいな部分のもありました。それで回してあげれば,取り出せたはずです。でも正式で一番早いのはちゃんと電池交換することです。電池は入っていますか?

アダプターのカセットの蓋を開けて中にVHS-Cカセットが入っていれば引き出していたテープをきちんと収納します。それを動かすために乾電池(単三電池1本)が必要なのですよ。

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hiro52sk
8mm-video店主 hiro52skは、1978年から8ミリカメラでの撮影を始めました。その後、ビデオになってVHS-C、Hi8、MiniDVカメラと変化し、主に友人やファミリーを対象に撮影しました。撮影歴40年超えになりました。(^_^;)

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